奨学金がある場合に債務整理をするとどうなるの?

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2016.12.09

債務整理とは

債務整理とは

債務整理には、任意整理、民事再生、特定調停、自己破産があります。
借金の返済が困難になった方に対する国が定めた救済措置で、その方の状況や事情に応じて方法を選択し利用することができる制度です。

特定調停は、専門家に依頼することなく個人が申してたすることができますが、そのほかの債務整理に関して、多くは弁護士や司法書士などの法律の専門家に依頼して申し立てを行います。
ただし、必ず専門家を通さなければいけないということはなく、個人が申し立てをすることも可能です。

奨学金がある場合の債務整理

奨学金がある場合の債務整理

奨学金の利用には、保証人と連帯保証人が必要です。
ほとんどが親御さんや親族の方のようですが、保証人になるときには「自分の子どもはきちんと返済するだろう」「孫が借金を踏み倒すなんてことはないだろう」と考えているのではないでしょうか。

しかし実際には、就職後の給料があまりに低かったり、職場内の人間関係に悩んで仕事が続かないという方が非常に増えています。
そうなると、奨学金の返済が大きな負担となり、返済を滞納する方も多くなっています。

日本学生支援機構では、3ヶ月の滞納で督促が開始され、9ヶ月の滞納で給料差し押さえなどの強制執行が始まります。

給料の差し押さえは給料の1/4までという規定が法律で定められてはいるものの、少ない給料から1/4も差し押さえられたら生活していくことが困難になり、債務整理をせざるを得ない状況となってしまうケースが多くなっています。
この状況で、親御さんや親族の方からお金を借りて繰り上げ返済ができれば、債務整理の必要はなくなるでしょう。

債務整理をすれば、当然ですが本人が支払えない金額を保証人と連帯保証人が支払わなければいけません。
任意整理・特定調停・民事再生では借り入れの一部、自己破産では全額、保証人と連帯保証人が負担することとなります。
ですから、本人の自己破産により、保証人と連帯保証人も自己破産をしたというケースも少なくありません。

任意整理/特定調停の場合

任意整理と特定調停では、債権者を選んで整理することができます。
ですから、保証人と連帯保証人に迷惑がかかる奨学金は整理の対象から外せば、問題はないでしょう。
ほかの借金の返済が少しでも楽になれば、奨学金の返済に問題がなくなる可能性もあります。

もしも任意整理や特定調停を行った場合、将来利息が免除となり元本だけの支払いとなります。

しかし任意整理や特定調停では原則として3年間、事情が認められれば5年間で弁済を完了させなければいけません。
そのため月々の返済額が、奨学金の残債によってはそれまで以上に大きくなることが想定されます。

奨学金は元々、最長で20年という長期で返済する形となっていますので、任意整理や特定調停の整理の対象から外したほうが賢明だと言えますね。

民事再生/自己破産の場合

民事再生や自己破産の場合、任意整理のように債権者を選択することはできません。
この制度を利用する際には、全ての借金が対象となります。
ですから、『奨学金は対象にしない』ということはできないのです。

民事再生では借り入れ元本の大幅減額、自己破産では借り入れをゼロにすることができます。

しかし先述にもありますように、債務者本人が支払わなくても良い金額は、そのまま保証人や連帯保証人に請求されることになります。
特に連帯保証人には、『請求されれば、債務者同様に支払い義務がある』とさていますので、債務者が支払わない金額の全額が請求されるでしょう。
つまり、自己破産では残債の全てを支払わなければいけないということです。

保証人や連帯保証人になってくれた方には、必ず前以て相談をするようにしましょう。
よく相談をした上で、債務整理の申し立てをするかどうするかを決定しなければいけません。

債務整理をせざるを得なかった場合

債務整理をせざるを得なかった場合

もう既に「債務整理以外の方法はない」という状況の場合、それでも保証人や連帯保証人になってくれた親御さんや親族の方に迷惑をかけてしまうことを考えると、債務整理をすることに二の足を踏んでしまうでしょう。

場合によっては絶縁を言い渡されることもあるかもしれませんし、状況次第では保証人や連帯保証人になってくれた人も債務整理をしなければいけなくなるかもしれません。
いろいろなことを考えると躊躇してしまうかもしれませんが、一つの方法として、債務整理の申し立てをしてほかにも借金があれば整理をした上で、個人的に保証人や連帯保証人の方に返していくということもできます。

もちろん、返せばいいという問題ではありませんし、一度は迷惑をかけてしまいますが、「自分が返済します」という強い意志を見せて納得してもらい、債務整理した上で個人的に返済を続けましょう。

債務整理は人生の再スタートになります。
返済が困難な場合は、そこに立ち止まっていても何も始まりません。
まずは専門家に相談をしてみましょう。


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