自己破産したら人生終了?自己破産で失うものとは?

自己破産したら人生終了?自己破産で失うものとは?

よく読まれている記事ピックアップ

毎月の借金返済13万円・・・もうこれ以上返済ができないので私はコレで楽になりました

2016.12.09

自己破産で借金がゼロになる

自己破産で借金がゼロになる

自己破産は、債務整理の中の1つの方法です。

債務整理には、任意整理、個人再生、自己破産と3つの種類があります。

簡単に説明しますと、任意整理は将来の利息をカットし、元本だけを返済するもの。
個人再生は、借金を減額するもの。
そして、自己破産は、借金をゼロにするものです。

自己破産は借金をゼロにしてくれるので、すごくラッキーと思う反面、その分のリスクも大きはず・・・
そう考えている方も多いのではないでしょうか。

では、自己破産をすれば一体どうなるのか?
その辺りを見ていきましょう。

自己破産のイメージ

自己破産のイメージ

『自己破産をすると、借金がゼロになって返済が免除となる代わりに、身包み剥がされて全てを失ってしまう』
このようなイメージを持っている方は非常に多いようです。

確かに、かつてはそれに近いものがあったかもしれません。
最低限の生活に必要なものまで没収され、自己破産をすることで全てを失ってしまうと言っても大袈裟ではない状況だったでしょう。

しかし現在は、法の改正により全てを没収されるということはなくなりましたし、自己破産が人生の再生になるよう考慮された制度となっています。

自己破産は、借金の返済が困難になった人が裁判所に申し立てをして、返済不能であると認められることで借金の返済が免除になる制度です。

かつて、借金をチャラにする代わりに全てを失うという制度だった自己破産も、自己破産後の生活が最低限で考慮され、自己破産の申し立て人の人生が再生できるものとなっています。

では一体、何が残って、何を失うのでしょうか?

自己破産で失うものは?

自己破産で失うものは?

自己破産では、換価に値する財産を全て処分して、債権者に配当します。
「借金を返せない代わりに、所有している金目の財産を全て処分してできるだけ支払います」ということです。

換価の対象となる財産は、20万円を超える価値があるもの。
現金は99万円を超える額。となっています。

現金があれば、まずは自己破産の手続きに必要な費用を支払いで使うことになります。
(お金がない場合には分割払いを認めているケースがほとんどです)

ですから、まず本人名義の不動産(マンション、土地、家屋)や本人名義の自動車やバイクは処分の対象となります。

また、高額な貴金属類や美術品、骨董品など、値打ちのあるものは換価処分となるでしょう。
ほかにも、生命保険の解約払戻金が20万円以上のものや、退職金の見込み額の1/8は換価処分の対象となります。

そして何よりも、社会的信用を失うことは大きいでしょう。

借りたお金を返さないということは、債権者にしてみたら「信用できない人間」ということです。
信用情報機関には自己破産をしたという事実が10年間は残りますし、その間の借金やローンはもちろん利用することができません。

自己破産で一時的に失うもの

自己破産で一時的に失うもの

自己破産の手続きをする上で、手続きが完了するまで制限されることがあります。

一つは長期の旅行へ行く権利、そして転居をする権利です。
これは手続きが完了するまでの間に所在が不確かになることを防ぐためです。

そして、自分の郵便物を開封して勝手に読むこともできなくなります。
破産申し立て人宛ての郵便物は、自己破産の手続きが完了するまで全て破産管財人に転送されて中身を確認されます。

また、誰かの後見人になることはできませんし、弁護士、税理士、司法書士など、一定の職業に就くこともできなくなります。
さらに、破産手続きが完了してから7~10年程度は、クレジットカードを作ったり、ローンや借金をすることができません。

ただし、これらが一生続くわけではありません。
自己破産の手続きは、短ければ3ヶ月、一般的には半年程度、長ければ1年以上かかることもあります。

自己破産をしても残るもの

自己破産をしても残るもの

自己破産をしても、上記の換価処分に値しないものは全て手元に残ります。

家電や生活に必要なもの(家具、高価でないテレビ、洗濯機、冷蔵庫など)は失うことなく、住むところさえあれば生活を継続することが可能です。

また、選挙権などの公民権も失うことはありません。
自己破産をすると「選挙権が失くなる」や「戸籍に書かれる」など、実しやかに囁かれていましたが、そんな事実は全くありません。
言わば、想像から生まれた都市伝説のようなものですね。

そして何よりも、ご家族とご自身を失うことはありません。

「自己破産して良かった」という方のほとんどが、「家族もろとも路頭に迷うところだったのを救われた」と言います。
最も失ってはいけない、失いたくない『ご家族』を守ることができるのであれば、自己破産をすることにも踏み切れるのではないでしょうか。

自己破産の代償

自己破産の代償

上記を見ると分かるように、自己破産をすると、高価なものや価値の高い物など、経済的に恵まれた方が所持するものは全て失います。
ただし、人生が終了というわけではありません。
生きていくために最低限必要なものは、手元に残ります。

そして、手続きが完了するまでは裁判所の監督下に置かれて自由を拘束され、一定期間はクレジットカードや貸付業者の利用ができません。
例えお金に困ったとしても、借り入れすることができないのです。

つまり、最低限の生活からスタートし、人生を再生する機会を得ることができるのが『自己破産』だということです。

自己破産は、借金の返済が困難になり生活が困窮している人を救済する措置で、国が定めた制度です。
不自由を感じる側面もあるかもしれませんが、借金の返済から免れて借金をゼロにすることの代償だと、粛々と受け止めなければいけません。

このような代償は、自己破産を『手軽に借金をチャラにする方法』にしないためにも重要なことです。


おすすめの人気記事

月給手取り17万円で借金総額380万円、毎月の返済額11万円。もう人生詰んだと思ったが・・・

2016.12.15

あなたの借金いくら減る?無料で今スグ診断します!

2016.12.12