民事再生で自動車を手放さなければいけないケースはどんな時?

民事再生で自動車を手放さなければいけないケースはどんな時?

よく読まれている記事ピックアップ

毎月の借金返済13万円・・・もうこれ以上返済ができないので私はコレで楽になりました

2016.12.09

自動車の名義

自動車の名義

自動車を購入する際、多くの方がローンを利用しています。
ローン返済が残っている場合、自動車の名義が自動車販売会社になっていたり、ローンを組んだ信販会社になっていたりします。

自分が所有する自動車だからと言って、自分の名義になっているとは限らないのです。

ローンを完済したもの、或いは一括購入などで代金の支払いを済ませているものに関しては、自動車の所有者の名義になっています。
*自動車の名義は車検証記載の登録名義のことです。

民事再生と自動車の所有

民事再生と自動車の所有

民事再生をすることで自動車を手放さなければいけないケースはあるのでしょうか?

自己破産であれば、原則として現金99万円まで、土地や家屋、証券や自動車など、20万円を超える価値のあるものは全て没収となってしまいます。
ですから、20万円以下の価値しかない自動車であれば手元に残すことができますが、20万円を超える自動車であれば手放さなければいけません。

しかし、民事再生の場合、自動車の名義がどうなっているか、自動車の所有権が留保されているかっどうか(ローンの残債があるかどうか)によって処理の仕方が異なります。

自動車の名義が自動車の購入者の名義

この場合、自動車の所有権の留保がされていないため、民事再生で自動車の所有に影響することはありません。

自動車の名義が自動車販売会社の名義

この場合、自動車を購入する際にローンを利用すると、自動車の代金の立替金債権の担保として自動車に所有権留保を伴いますが、その登録名が販売会社となっているケースです。

購入者が立替金(手数料)の支払債務を完済するまで留保されることを合意していた場合と考えられます。

自動車に関しては、民事再生手続きを開始した段階で信販会社が登録名義になっていなければ、販売会社の登録名義となっていたとしても、自動車引き渡し請求が認められません。

ただし、登録名義となっている自動車販売会社から直接「自動車を返しなさい」と要求された場合、返さざるを得ない状況となることも考えられますね。

自動車の名義が信販会社の名義

自動車購入の際のローンが残っている場合は、一般的に自動車の所有権がローン会社に留保されています(所有権留保)。
ですから、原則として自動車は信販会社へ引き上げられることになります。

どうしても自動車が必要な場合

どうしても自動車が必要な場合

しかし民事再生後、仕事で収入を得るためにどうしても自動車が必要な場合もあるでしょう。
例えば、運送業や営業職、配達や送迎など、様々な分野で自動車を必要とする職種があります。

そのような場合は、例外として自動車の所有を認められる場合もありますので、民事再生の手続きの際に弁護士や司法書士に相談すると良いでしょう。
また、ご自身の名義にこだわらなければ、ご家族の方の名義の車を使用することには全く問題はありません。

少し乱暴なやり方ですが、民事再生の手続きを始める前に自動車のローンを完済してしまうというやり方もあります。
金銭的な援助を受けられる場合や、支払いが可能な場合には、完済して自分の名義にしておくと自動車の問題はクリアされますね。

新たな自動車の購入でローンは・・・

新たな自動車の購入

民事再生後、新たに自動車を購入することを検討している場合、購入することは可能です。
買い物することへの制限はありません。

ただし、ローンを利用することができませんので、一括払いで購入しなければいけません。

民事再生後は5~10年の間、信用情報機関に事故情報として掲載されるため、住宅ローンを組んだりキャッシングやカードの利用ができなくなります。
ですから、事故情報が消えるまでは自動車をローンで購入することはできません。

また、民事再生の手続きをした際に自動車のローンで利用していた信販会社や自動車販売会社、同系列の販売店には、5~10年以上経過しても『民事再生をした人物』として記録が残っています。

同じところでローンでの購入はできないと思っておいた方が良いでしょう。


おすすめの人気記事

月給手取り17万円で借金総額380万円、毎月の返済額11万円。もう人生詰んだと思ったが・・・

2016.12.15

あなたの借金いくら減る?無料で今スグ診断します!

2016.12.12