特定調停をした際に連帯保証人はどうなるの?

特定調停をした際に連帯保証人はどうなるの?

よく読まれている記事ピックアップ

毎月の借金返済13万円・・・もうこれ以上返済ができないので私はコレで楽になりました

2016.12.09

連帯保証人とは

連帯保証人とは

連帯保証人と保証人の違いをご存知でしょうか。
保証人には『催告の抗弁権』『検索の抗弁権』『分別の利益』があり、連帯保証人にはありません。

催告の抗弁権がないということ

債権者は貸付金の返済を、債務者にも連帯保証人にもどちらにも請求することができます。

保証人の場合、保証している人物ということですから、債務者が返済できなくなった場合に債務者の後に請求されるのが筋です。
しかし連帯保証人の場合、「先に債務者に請求してください」と要求する権利がありません。

検索の抗弁権がないということ

債務者に返済する資力があるにも関わらず、先に連帯保証人に請求されたとしても、連帯保証人は「債務者に資力がありますから、先に債務者に請求してください」と要求する権利がありません。

分別の利益がないということ

通常、保証人が複数名いる場合、保証人の人数で分配した金額のみ保証すれば良いということになっています。
しかし連帯保証人の場合、一人一人が債務の全額を保証しなければなりません。

例えば、債務者の借り入れが1000万円だった場合、保証人が4人であれば、分別の利益がある保証人は1000万円÷4=250万円ですが、分別利益がない連帯保証人の場合は4人の連帯保証人全ては1000万円ずつ保証することになります。

連帯保証人は債務者と同じ扱いとなり責任が重い…

連帯保証人は債務者と同じ扱いとなり責任が重い…

結局、連帯保証人は非常に責任が重く、債務者と同列の扱いなのです。

債権者は、債務者に連帯保証人が2人(AさんBさん)いた場合、返済請求を債務者でもAさんでもBさんでもすることができます。
債務者を無視して、連帯保証人に請求することもできますし、連帯保証人の中でも回収しやすい人を選んで請求することができるのです。

仮に、債務者が十分な担保を出していたとしも、連帯保証人に請求することもあるでしょう。
連帯保証人=債務者のような扱いですので、これらを拒否できないのが連帯保証人なのです。

ですから、絶対に軽い気持ちで『連帯保証人になる』などということをしてはいけません。

日本人は断り下手なところがあり、仕事上の繋がりなど相手と差ほど親しくも深い付き合いでもなく、信頼関係にあるわけでもないのに、断れずに連帯保証人になり、結果的に大きな債務を背負ってしまうケースが少なくありません。
そうなってから文句を言っても遅いのです。

その人の借金を背負ってもいいと思える関係でもない限り、連帯保証人などならないことです。

特定調停をした際の連帯保証人は?

特定調停をした際の連帯保証人は?

特定調停を行うと、当初借り入れをしたときとは返済金額や返済期間が変わり、債務者にとって楽な返済になります。

債務に連帯保証人が付いていた場合、債務者が支払わない部分に関しては連帯保証人に請求がいきます。
ただし、特定調停では債務を選択することができ、全ての債務が対象になるわけではありません。

ですから、保証人が付いている債務に関しては対象外とし、連帯保証人に迷惑をかけないようにすることができます。

大きく減額することが可能であったり、過払いの発生などがあり、連帯保証人が付いている債務を特定調停したい場合、連帯保証人への十分な説明が必要です。
特定調停は専門家に依頼せず個人で行うことが多いため、連帯保証人への説明も自分で行わなければいけません。
十分な配慮をして、慎重に説明をしましょう。

連帯保証人としては、自分が連帯保証人になっている債務は特定調停の対象にしないでほしいと思うでしょう。
しかし大きく減額することが可能であったり、過払い金が発生する場合、協力に応じないわけにはいかない場合もあるでしょう。

そのような場合には、債務者の説明を聞いた上で専門家に相談することをお勧めします。
場合によっては、債務者の特定調停後、連帯保証人も特定調停や任意整理の必要が出てくるでしょう。

ケースバイケースではありますが、重要なことは詳細を知ることと、早めに専門家に相談することです。


おすすめの人気記事

月給手取り17万円で借金総額380万円、毎月の返済額11万円。もう人生詰んだと思ったが・・・

2016.12.15

あなたの借金いくら減る?無料で今スグ診断します!

2016.12.12