奨学金の利用はクレジットカードの審査に影響するの?

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奨学金はお金を借入する借金なの?

奨学金はお金を借入する借金なの?

代表的な奨学金と言えば、日本学生支援機構の奨学金ですね。
奨学金の目的は、経済的な理由で進学を諦めることなく、学ぶ意欲や有能な人材を埋もれさせないことにあります。

一時的に学費や生活費などを借入て、大学を卒業したら半年後から返済をしていきます。
返済期間の最長は20年、月々決められた一定額の返済で完済します。
申し込みには保証人と連帯保証人が必要で、親御さんや親族の方がなることが多いようです。

このように奨学金は“学ぶためのお金”ではありますが、お金の借入ですから借金であることに違いはありません。
3ヶ月延滞をすれば督促が来ますし、9ヶ月延滞をすれば給料の差し押さえなど強制執行されます。
そういう意味でも、銀行や貸付業者から借金をしたのと何ら変わりはないという風に捉えた方が良いでしょう。

しかし、何度も申し上げますように、奨学金は“学ぶためのお金”の借入です。
ですから、ほかの借金とは若干性質が異なる部分があります。

そもそも奨学金は学生のうちに借入をする形式ですので、利用者本人の名義であることから本人の返済能力や財産などを考慮して審査は行われていません。
ですから、奨学金を利用したとしても、実は信用情報機構に掲載されることはないのです。

そういった意味では、“借金ではない”という考え方があるようですね。

奨学金の利用とクレジットカードの審査

奨学金の利用とクレジットカードの審査

ということは、奨学金を利用していても『クレジットカードの審査には影響がない』ということでしょうか?

奨学金を利用しているだけでは、個人信用情報機関に奨学金の利用の事実が掲載されることはありませんので、全く影響はありませんね。
継続して返済中であっても、全く問題はありません。

クレジットカードを作ることもできますし、キャッシングや住宅ローン、自動車ローンなどの利用にも支障はありません。

しかし、そのためには気を付けなければいけないことがあります。
『返済の滞納』です。

返済が滞ると、奨学金であっても一般的な借金同様に、個人信用情報機関に返済事故情報として掲載されてしまいます。
いわゆるブラックリストです。
と言っても、数日の遅れや数回の遅れですぐにブラックリストに載るわけではありませんので、安心してください。

例えば、日本学生支援機構の奨学金の場合、3ヶ月以上の返済の滞納があると個人信用情報機関に掲載されるようです。
滞納事故情報は1度掲載されると、5年程度は消えることはありません。

個人信用情報機関に返済事故情報が掲載されると、クレジットカードの審査には通りにくくなります。

どこのクレジットカード会社でも、きちんと遅れずに返済をしてくれる顧客を求めています。
返済の滞納があれば、敬遠してしまうことも不思議ではないですね。

個人信用情報機関について少し解説を

個人信用情報機関について少し解説を

クレジットカードや住宅ローンなど支払いを申し込む時、申込者が支払いを滞ることなくしてくれるのかということを審査で問われます。
でもこれまで取引のない金融機関では、そういったことがあるかどうかわかりません。

そこでどのような業者でも、申込者の延滞情報などを問い合わせることの出来る機関が必要になってきます。それが個人信用情報機関です。

個人信用情報機関には、加盟している業者から、契約者の住所、氏名、生年月日、電話番号、過去の契約の内容、契約年月日、過去の延滞情報や支払状況など各種個人情報を収集します。
各業者から集められた情報は蓄積されていき、カード審査などをするときに、対象の人物の個人情報を照会できるようになります。

万が一、延滞を起こしてしまうと延滞者として一定期間登録されてしまいます。
そうなれば、信用力が格段に落ちて銀行カードローンなどの審査に落ちやすくなります。
情報が登録されたら、審査落ちしてしまうことから一般的にブラックリスト、ブラック情報と呼ばれることがありますが、正確には審査落ちしてしまう人物のリストがあるわけではありません。

この個人信用情報機関に集められた個人情報は、加盟する業者だけでなく本人も確認する事が可能です。
パソコン、郵送、窓口にて開示の手続きをすれば閲覧できます。
郵送だと1週間から10日程度の似数が必要ですが、パソコン、窓口であればその日の内に開示してもらえます。

この情報は本人以外は見ることが出来ないので、たとえ家族や勤めている会社が知りたいと言ったときでも開示は叶いません。
ただし、弁護士など本人から委任をつけた任意代理人、保護者な成年後見人など法的に代理権を持つ法定代理人、本人が亡くなった時に残された配偶者や子供などの法定相続人であれば、必要書類を用意すれば開示請求が可能です。

個人信用情報機関に事故情報を掲載する理由

信用情報機構に事故情報を掲載する理由

昨今、奨学金の返済がされず、結果的に自己破産などの債務整理を行うケースが非常に増えています。

返済されない貸付は、債権者にとってはマイナスです。
このまま増加し続けると、奨学金制度が破綻してしまうでしょう。

一方で、奨学金を利用して大学を卒業した人の中には、在学中は有り難く使っていても、卒業と同時に忘れてしまったように返済を怠ける人もいます。
また、想像以上に給料が少なかったという人や、就職した会社がブラック企業で続けることができず退職して無職になってしまう人もいます。

いずれも返済が負担となり、結果的に滞納したり踏み倒す形になることが多くなっているようです。

しかし、それでは奨学金制度の存続が危ぶまれるため、『奨学金を最後まで返済する』という意識を強くしてもらうために、個人信用情報機関への事故情報の記載が始まったのです。

「奨学金だから大丈夫!」と安易な気持ちで返済の滞納を続けると、クレジットカードさえ作れなくなってしまう可能性もあります。
奨学金は、そういう意味ではハッキリ借金だと言えます。

若気の至りで返済に対して怠慢に滞納をしたことが、いずれ後悔することにも繋がってしまいます。
奨学金はしっかりと返済しましょう。

もしも「返済が負担になっている」「事情があって返済できない」という場合は、日本学生支援機構など奨学金の借入をしているところに相談をしてください。
正当な理由があれば、返済額の減額や一時的な返済待機が可能です。


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