民事再生から破産への移行

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2016.12.09

八百屋の経営

八百屋の経営

私は八百屋を営んでおりました。
父親が起こした商売で、私は2代目です。
どうせ八百屋を継ぐからと、学歴は高卒です。

家業を継ぐことに抵抗は全くなく、子供の頃からよく手伝いをしていました。
父親が商売を始めた頃はスーパーなどはまだあまりなく、経営は順調だったようです。
帳簿は今も残っていますが、それなりの売り上げもありました。

その後、スーパーの目覚ましい進出で小規模商店はどこも経営が大変でした。
ショッピングセンターなどができてからは、商店街のたくさんの店舗が店じまいをしたものです。

そんな中、父親はいくつもの飲食店との契約を結び、野菜を卸し、店舗での商売と並行して配達業務も取り入れたのです。
私が高校を卒業して店で働くようになった頃には、売り上げはそれなりにありました。
運転免許を取って、私が配達をして、父親は仕入れと店舗でお客さんの対応をしていました。

ただ、必要に応じて銀行から融資を受けることはありました。
当時のお金で300万円くらいだったと思います。
返済はしていましたが、お金が回らなくなると別の借り入れをすることもあり、私名義で200万円の融資も受けていました。

経営方針の変更

経営方針の変更

2000年あたりから契約していた飲食店が次々と閉店したり、店舗の引っ越しで契約が打ち切られるなど、配達業務での売り上げが落ち始めたのです。
店舗に買いにくるお客さんは少なく、目玉商品を店頭に並べたり、広告を出したり、セット売りや配達サービスなど、思いつくままに展開していきましたが、今一つ売り上げに繋がることはありませんでした。

そして2002年、父親が急逝し、経営は私に任されました。
私は思い切って店舗を改装し、野菜だけではなく小さなスーパーという形に変えることにしました。

うちは建物の1階の一部が店舗になっており、1階奥から2階は居住スペースになっていました。
それを1階は全て店舗にし、2階と3階を居住スペースに建て替えることにしたのです。

同時期に結婚もして、翌年には子供も生まれました。
店舗兼住居の建物は、総額5000万円掛かりました。
頭金なしで全てローンです。

月々の支払いは20万円ほどです。
スーパーとして生まれ変わった店は、価格を下げなければお客さんは来ません。
扱う商品が多くなった分だけ、抱える在庫も多くなり、店舗が広くなったことで従業員も雇わなければいけませんでした。

全てが上手くいくと思っていたのです。

経営破綻

経営破綻

建て替えからの売り上げは、確かに上がりました。
しかしその分仕入れも多くなっていましたし、経費も掛かるようになっていましたので、利益はなかなか上がりませんでした。

従業員に給料を払ってローンを支払うと、私と妻はタダ働き同然になる月もありました。
どうにもならずに、銀行から店の運転資金として400万円の融資を受けました。
返済は月々約80,000円でした。

その時、運転資金で借り入れしていた融資は総額550万円になっていました。
そのほかに住宅ローンがあったので、毎月返済に追われる状態でした。

結果的にはそのことが家計を圧迫し、夫婦仲が上手くいかなくなって離婚を検討するようになったのです。
店の経営と離婚問題を抱えて、私は民事再生を申請することにしました。

弁護士さんの一言で自己破産をすることに…

弁護士さんの一言で自己破産をすることに…

民事再生を進める中で、どうしても住宅ローンの返済の20万円が圧迫していることが問題になりました。
しかし私は店を畳むつもりはなかったので、建物を手放したくはなかったのです。
弁護士さんにお願いをして、無理同然の交渉が始まりました。

弁護士さんもかなり頑張ってくれたのですが、債権者が同意する金額では私の再生は難しく、最終的には建物も手放すことになってしまったのです。

「どうせ店舗を手放すなら、借金の全てをゼロにしたほうが再出発しやすいでしょう」という弁護士さんの後押しがあって、結果的には民事再生手続きを自己破産に移行することになりました。
苦肉の策と言うよりも、半ば人生を捨てたような気分でした。

再出発

再出発

店も建物も失い、店で使っていた車や生命保険まで没収されました。
それでも最低限生活していける程度の家財道具は手元に残りましたし、少しの貯金も取られずに済みました。

私と妻は離婚することなく、隣町でアパートを借りて生活しています。
仕事はスーパー勤務、今は支店の店長を任されています。

仕事があるということに感謝して、売り上げではなく給料で生活するようになりました。
正直、もう経営で神経を病むのは御免です。
父親には申し訳ないという気持ちがありますが、これで良かったと思っています。


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