なぜおまとめローンは総量規制対象外なのか?

なぜおまとめローンは総量規制対象外なのか?

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2016.12.09

総量規制が必要な理由

総量規制が必要な理由

総量規制は、多額な借り入れや多重債務で生活が破たんする人を減らすことを目的として、2010年に制定された制度です。
自己破産者が多発し、自殺者が過去最高を記録した平成17年~平成18年、多重債務や借金による生活の破たんは社会問題となっていました。

日本のバブルが弾けて、消費者金融が急成長を遂げた時代です。
たくさんの人が消費者金融を利用し、徐々に民間に馴染みを持たれ、サラ金でお金を借りることを恥て隠していた時代は終わったのです。

手軽に利用できるカードローンやキャッシングは、そのネーミングも軽やかです。
いつしか借金は、“必要なお金を借り入れする”時代から、“借りられるお金を借り入れする”時代へと変わって行ったのです。

その渦中にある人たちは、消費者金融から借り入れ可能な金額を借りて、借金を増やし、返済に困窮したのです。

返済を優先すれば生活がままならない、生活を優先すれば返済できない。
返済できなければ、督促の電話が鳴り、家まで取り立てが来ました。
かつての取り立ては、現在の貸金業法のような規制がなかったため、非常にキツイものでした。

その背景には、貸付業者に勝手に設けられる“利用限度額”がありました。
「〇〇様は、今回●●万円がご希望額ということでしたが、審査の結果××万円のご利用が可能となりました!」
それはまるで「良かったですね!」とでも言うようなものだったでしょう。

債権者にとってはたくさん借りてもらったほうが利息で儲けを得ることができますが、債務者にとっては借り入れした分の返済をしなければいけませんし、利息も支払わなければいけません。
利用限度額があっても、必要な分だけを遣えば良いだけの話しですが、それが上手くいかなかった結果が多重債務者を増やし、自己破産をする人や自殺者を増やす結果となってしまったことが考えられます。

つまり総量規制は、債権者が債務者に貸し付けし過ぎないための規制だということです。

おまとめローンは総量規制対象外?

おまとめローンは総量規制対象外?

数社の借り入れを一本化する“おまとめローン”があります。
各社、それぞれ“おまとめローン”の商品を持っているところは多く、一般的な貸し付けよりも低金利となっています。

“おまとめローン”を利用する際、債務者は複数の貸し付け業者から借り入れをしています。
一般的な借り入れであれば、金利は差ほど低いものではないでしょう。

仮に、山田さんは3社からの借り入れがあり、A社50万円、B社50万円、C社30万円の場合、借り入れ総額は130万円です。
山田さんの年収は400万円ですので、これ以上の借り入れは総量規制に引っ掛かるのでできません。

現在の借り入れは年利15~18%と決して低いものではないので、山田さんは“おまとめローン”を利用して借り入れの一本化をしようと考えました。
“おまとめローン”の年利は10%、月々の返済はそれまでよりも1万5千円ほど減らすことができました。

山田さんは“おまとめローン”にしたことで、山田さん自身に有益な結果とまりました。

債権者にとっては、年利が安い“おまとめローン”より、一般的なカードローンを利用してもらったほうが利益は上がります。
つまり、“おまとめローン”は債務者にとって有益な借り入れであり、債権者により有益だとは言えないため、総量規制の対象外となっているのです。

また、“おまとめローン”の場合は、現状で実際にある借り入れを一本化することが目的となっているため、債務者の希望額を債権者の勝手な判断で逸脱することがありません。

総量規制は、あくまでも債務者に不利にならないように、債務者の負担が大きくならないための制度なのです。


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