これが借金地獄という生活・・・
「リボ払いって、すごく便利だけど、いずれ地獄を見るよ。」
この前、会社の後輩と飲んだ時に、私が言ったセリフだ。
私はリボ払いがキッカケで、とんでもない地獄を味わった。
だから、先程のセリフが言えるのだ。
半年前は、本当に地獄だった・・・
だって、半年前は、毎日借金で生活していたのだから。
借金のキッカケは、社会人になってクレジットカードを作ったことだ。
そこで、リボ払いというものを覚えてしまったのが運の尽き。
何か自分のお金が増えたかのような錯覚に陥ってしまったのだろう。
気がつけば、クレジットカード2枚に、消費者金融3社からお金を借りていた。
その総額は、380万円。
そして、毎月の返済額が11万円。
ちなみに、月給が手取りで17万円。
給料の17万円から借金返済に11万円持って行かれて、家賃を払えば生活費はほぼ0円。
だから、生活費は借金で賄っていたのだ。
よく、そんな生活を続けていたもんだと、ある意味感心する。
すっごく、バカだけど。。。
だが、そんな生活が続くはずもなく、突然、1発KOされる事になってしまったのだ。
もうどこも貸してくれない・・・
ある日のこと、私は電気代を払いにコンビニに向かった。
この電気代を払わなければ、電気は止まる。
私はいつも、ギリギリで払っていたのだ。
コンビニに着くと、いつものように、すぐさまATMに向かう。
そこで、消費者金融のカードを取り出し、お金を引き出すのだ。
もちろん、借金。
そのお金で、電気代を払う。
それが毎月の恒例行事だ。
「とりあえず、食費なども合わせて3万円ぐらい引き出すか。」
そう思って、消費者金融のカードから3万円を引き出すことに。
が、しかし、、、
3万円を引き出そうとしたら、エラー画面が表示されるのだ。
「あれ?暗証番号でも打ち間違えたかな?」
おかしいなと思いつつも、再度引き出そうとした。
すると、またもやエラー画面。
少し嫌な予感がしてきた。
3度目の正直ということで、もう一度チャレンジ。
だが、結果は同じ。。。
それならばと、他社のカードで再チャレンジ。
しかし、やはりエラー画面。
私は消費者金融のカードを3枚持っていたのだが、3枚のカード全てエラー画面が出るのだ。
「まさか・・・」
私は慌てて、消費者金融の会社に電話を掛けた。
オペレーターのお姉さんに、今の状況をゆっくりと丁寧に伝えた。
すると、お姉さんが私の状況を確認した後、言った一言が、、、
「もうこれ以上貸せません・・・」
だった。
いや、正確にはこんな言い方ではなかったのだが、私にはそう聞こえた。
難しいことは分からないが、どうやら定期的に、返済能力調査のようなことをしているようだ。
そこで、今の私には返済能力がなく、もうこれ以上貸すことはできない。
そう判断したということだ。
確かにその通り。
返済能力なんてものは、随分と前からない。
ある意味、よくこんなにも借りれたもんだと思うぐらいだ。
さぁ、どうしよう・・・
財布の中を見ると、三千円しかない。
この時、生まれて初めて、目の前が真っ暗になるという事を体感した。。。
楽になりたい・・・
「闇金に手を出す意味が分かったよ・・・」
ふと、頭の中でそんなことを考えた。
今の私にお金を貸してくれるのは、おそらく闇金だけだろう。
こんな状況になったら、闇金に手を出してしまうよな。
そう思ったのだが、やはり闇金=ヤクザの恐ろしいイメージが強く頭の中にこびりついていたので、私は闇金に手を出すことはしなかった。
仕方ない。
とりあえず、親に頭を下げてお金を借りることにした。
もちろん、親には借金をしているなんて、言えないので「今月使いすぎちゃって〜テヘペロ」なんてウソをついて、3万円を振り込んでもらうことに成功した。
その3万円の中から電気代を払い、なんとか電気が止まることだけは阻止できたが、もう無理。
はい、降参。
もう、どうすることも出来ないので、私は楽になろうと思った。
えっ、いいんですか?
楽になろうと思った私が取った行動は、債務整理。
もうこれしかない。
私は、評判のいい法律事務所を探して、無料相談に行くことにした。
法律事務所へ向かっている間、心臓がバクバクして、かなり緊張していた。
だが、いざ弁護士さんと面会すると、とても物腰の柔らかい対応だったので、安心したことを覚えている。
そこで、私の状況などを、約一時間ぐらい話をした。
弁護士さんのお話はとても分かりやすく、すごく丁寧だった。
だが、その話の中で1つ気づいたことがあった。
それは、債務整理=破産ではないといこと。
私の勝手なイメージで、債務整理=破産と認識していた。
だから、かなり覚悟を持っていたのだが、実際はそうではない。
どうやら、最も簡単な債務整理方法として、任意整理というものがあるらしい。
(債務整理には任意整理・民事再生・自己破産と3つの方法がある。)
この任意整理は、財産などを手放すこともない、リスクの低い債務整理方法。
しかも、利息をカットしてくれるので、毎月の返済額は大幅に減るらしいのだ。
そういった理由から、多くの人は、この任意整理を選んでいるとのこと。
私は、その話を聞いて、少し楽な気持ちになった。
だって、破産を覚悟していたのだから。。。
それほど、リスクがないのなら、任意整理をしようと思い、私は弁護士さんにお願いをした。
そして、私が持っていた、クレジットカード2枚と消費者金融のカード3枚を、弁護士さんから渡されたハサミで切るという儀式を行ったのだ。
これが債務整理スタートの合図だ。
それから、弁護士さんが私に「もう、これで来月から借金の返済はしないくてもいいんですよ。」という言葉に、私は思わず「えっ、いいんですか?」と聞き返した。
その時、改めて実感した。
もう11万円もの借金を返済をしなくてもいいんだということを。
その後も、弁護士さんにいろいろと話しを聞き、分かったことは、、、
●催促の電話は、今日からもう一切掛かってこない。
●来月から借金の返済をしなくてもいい。(新たな返済がスタートするまで)
●新たな返済は、4〜5ヶ月後ぐらいからスタートする。
●その際の、毎月の返済額は3〜4万円ぐらいで交渉してくれる。
●もしかしたら、過払い金があるかもしれないので、総額が減る可能性もある。
私は、その話を聞き、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのだが、その一方で、もっと早く債務整理しておけばよかったという、後悔の気持ちも少しあった。
もっと早く債務整理をしておけば、毎月お金の事ばかり考えてピリピリした生活をしないですんだはずだから。
ま、それでも、明日からそんなピリピリした生活はしなくてもいいんだ。
そう考えると、やはりテンションがMAXになった。
結果、これだけ借金の返済額が減った
法律事務所へ無料相談に行ってから、4ヶ月後。
最終調整ということで、再度弁護士さんと面会することになった。
そこで、最終決定がなされるということだ。
以前、行った時に比べると、気持ちは随分と楽。
足取りも軽かった。
そして、久しぶりに弁護士さんと面会をし、お話を聞くことに。
すると、どうやら私に過払い金があったようで、借金の総額がなんと120万円も減ることが分かったのだ。
つまり、、、
債務整理の前
借金の総額:380万円
毎月の返済額:11万円
が、
債務整理の後
借金の総額:260万円
毎月の返済額:3万円
になったのだ。
結果、これだけ借金が減ることに。
私は喜びを隠せず、すぐさま弁護士さんに「ありがとうございます。」と頭を下げた。
それから、新たな借金返済生活がスタートしたのだ。
新たな借金返済生活と言っても、返済額はたったの3万円。
以前の11万円と比べると、雲泥の差。
もう、楽すぎて困っちゃうぐらいだ。
これで、美味いもんも食えるようになったし、飲みにも行けるようにもなった。
しかも、すべて自分のお金で。
おそらく、この先、もう借金をすることはないだろうと思う。
借金地獄というのを肌身で感じたから。
想像以上にキツイよ・・・借金生活って。
もし、あなたも借金をしているのなら、手遅れにならないように、今の自分の状況をしっかりと把握しておいたほうがいいかと思う。
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後々、後悔しないためにも。
債務整理を決断した方の借金体験談
債務整理には3つの方法があります。
【任意整理・民事再生・自己破産】
こちらではそれぞれの体験談を掲載しています。
40代男性の場合(任意整理)
借金の総額
40代、男性、既婚、会社員です。
子どもは中学生と小学生がいます。
リーマンショックの煽りを受けて、給料の減額、サービス残業が当たり前になり、ボーナスも3分の1ほどに減ってしまいました。
その頃から信販系のクレジットカードで借り入れをするようになり、最終的には銀行系のカードローンや通販系のクレジットカードなど、全5社からの借り入れがありました。
全て限度額いっぱいの利用があり、総額180万円、月々の返済は12万円でした。
借金の始まり〜経緯
始めて借り入れをしたのは、リーマンショック後の減給で小遣いが減り、会社の飲み会に参加する費用がなかったときでした。
妻に打診をすることも考えましたが、それでなくても家計は厳しくなっていましたし、妻自身もパートに出るようになり、言い出すことができませんでした。
飲み会を欠席することも考えましたが、減給以来の初めての飲み会で、みんな憂さ晴らしが目的で「自分は行かない」とはとても言えなかったのです。
それで、クレジットカードで現金を引き出しました。
リボルビング払いにしていたので、返済は楽だと安易に思っていました。
翌月、私は自分の小遣いから引き落とし用の通帳に返済分を入金しました。
なんだかホッとしたのを覚えています。
「簡単じゃないか」と安易に考えていました。
しかし、当たり前ですが、給料日前には小遣いが足りなくなってしまったのです。
そこで私はまた借り入れをしました。
そうやって、クレジットカードの限度額50万円はあっという間に使ってしまったのです。
それからは、小遣いで返済をしながら、持ってる別のカードで借り入れをしました。
カードローンは、当時の私にはとても魅力的なものでした。
自転車操業の始まり
私は2枚のクレジットカードと1枚の銀行のカードを使って、しばらくは上手くやっていたのです。
返済は小遣いでなんとかできていましたし、リボルビング払いなので多額に利用しても返済は毎月同額でした。
しかし、そんな使い方をしていたので、3枚のクレジットカードはあっという間に限度額まで利用してしまったのです。
そこで思い切って、もう1枚信販系のカードを作ったのです。
ここから私の自転車操業が始まりました。
カードからカードへお金を移し、返済日に間に合うように入金するようになったのです。
これがいわゆる自転車操業ですよね。
その時は自覚はありませんでした。
そしてそんなタイミングで、会社に出入りしている銀行の担当者さんからカードローンの申し込みを頼まれたのです。
もちろん私は作りました。
使えるお金ができたという、安堵の気持ちがありました。
返済不能
5枚のカードの間をお金が行き来し、利用額に余裕があるところからさらに借り入れをして小遣いとして使っていました。
そうしてとうとう、全てが限度額いっぱいになってしまったのです。
総額180万円です。
そのときは、5枚のカードで借り入れと返済を繰り返して自転車操業で遣り繰りしていた気になっていましたが、月々の返済総額など把握していませんでした。
後に、月々の返済が12万円になっていたことを知って、愕然としたのです。
弁護士への相談
借金のことは妻には内緒でした。
なので一人で悩んでいましたが、もう限界でした。
私は思い切って、ネットで調べた弁護士に電話をしたのです。
そして大まかなことを電話でお話しし、後日訪問して無料相談を受けました。
できれば家族に知られずに債務整理をしたいとお願いして、その上で検討することになりました。
任意整理であれば、家族に知られずに手続きを取ることができるということで、何とか弁護士さんにお願いをしました。
弁護士さんは、民事再生のほうがいいのではないか?と言ったのですが、やはり家族に知られないということを最優先して、任意整理を依頼することにしたのです。
任意整理
しかし、弁護士さんのお話しでは、1社が任意整理には応じないということでした。
50万円の借り入れがある信販系の会社です。
仕方がないのでその分は普通に返済をして、残りの4社は任意整理をしてもらうことにしたのです。
手続きは全て弁護士さんが行ってくれたので、私は言われた書類を揃えて、必要があるものは記入をしただけでした。
月々の支払いは、4社で毎月2万円になりました。
任意整理に応じなかった会社の分が月々2万円なので、合計で4万円です。
その後の返済
任意整理をして支払い開始を3ヶ月後に設定し、その3ヶ月の間に分割で弁護士さんに費用を支払うことにしました。
弁護士さんのほうから仰っていただけたので、本当に助かりました。
無事、弁護士費用は完済し、今は債務の返済に頑張っています。
妻には内緒で仕事の後、残業だと偽ってコンビニでバイトを始めました。
バイト代は、そのまま返済に充てています。
あの時、弁護士さんに相談していなければ、本当に大変なことになっていたと思います。
親身になって考えてくださったことが、有り難かったです。
50代男性の場合(民事再生)
借金の始まり
始まりは信用金庫のカードローンでした。
まだ結婚前の23歳、給与振り込みのために初めて自分で作った通帳、数年後に信用金庫に行ったときに「カードローンの申し込みをしませんか」と行員に勧誘されたのです。
聞くと、それまでのキャッシュカードにお金の借り入れができる機能が付くという。
使わなければ使わないまま、手数料や年会費はない、という話しだった。
私は迷わず申し込みをしました。
当時は10万円の限度額でした。
今でもそうですが、当時からお金の管理が苦手で、計画的にお金を使うということができませんでした。
当然のように貯金もしていませんでした。
結果的に、カードローンは給料が足りなくなったときに使い、ボーナスで返済し、年に2回の金利請求のときに入金をしていました。
借金が増えたキッカケ
信用金庫のカードローンは、26歳で結婚したときも使い続けていました。
妻には秘密にしていました。
限度額の引き上げがあり、20万円となり、さらに数年後30万円となりました。
私は、限度額が上がれば上がった分、借り入れをして使っていました。
気分的には貯金を下ろすような感覚でした。
ところが、信用金庫のカードローンに返済することができなくなり、限度額の利用が満額となってしまったのです。
そこで、付き合いで作ったクレジットカードでキャッシングをすることにしました。
こっちは50万円の限度額でしたが、金利が17%くらいで高かったのです。
妻には秘密でした。
私は30代で家を建てたため住宅ローンを組んでおり、41歳のときに借り換えをした際に銀行の人に「カードローンを申し込むと金利が安くなる」と言われ作りました。
さらに、同銀行で別のカードローンも作ったのです。
いずれも妻は知りません。
手元には信用金庫のカードローン、クレジットカード、銀行のカードローンが2枚、全部で4枚ありました。
全てを満額利用するのに、そんなに時間は掛かりませんでした。
会社の経費を一時的に入金に使ったり、母親にお金をせびったり、返済のために別のカードで借り入れをしたりして、どうにかお金を回していましたが限界はすぐにきました。
そこで私は全てを一本化するために、銀行でお金を借り入れすることにしたのです。
信用金庫、銀行は2枚、クレジットカード、総額100万円。
銀行から100万円を融資してもらい、カードは全て完済したのです。
100万円の返済は月々12,000円程度でした。
しかし迂闊にも私は、クレジットカードと銀行のカードローンを利用してしまい、また70万円の借金を増やしてしまったのです。
私は銀行の融資をあと70万円増やしてもらって、またカードローンの完済をしたのです。
70万円の融資が加わったので、銀行への返済は月々21,000円程度。
私はまた完済したカードローンを使いながら、銀行の融資の返済をしました。
結果的には、カードローンから借りて銀行の返済に回し、ついでに小遣いも借り入れするような始末です。
妻にはときどき不信に思われていたようですが、証拠がないのでバレることはありませんでした。
銀行の融資の残高が120万円くらいまで減ったとき、とうとう私が持っている全てのカードが満額の借り入れとなってしまったのです。
もう、どこからもお金を出すことはできず、返済のために会社の経費から10万円一時的に借りました。
しかしすぐに決算があったため、戻さなければいけなかったのです。
債務整理のキッカケ
私は悩んだ挙句、妻に借金の事実を打ち明けました。
ただし、総額260万円だった借金を50万円と偽って、10万円は会社に戻し、残りは融資の返済とカードローンのご利用可能額の空きを作るために入金するつもりでした。
しかし妻は騙されませんでした。
「何社あるの?」という質問に、「3社」と嘘をつくと、「ご利用明細を持って来い」と言うのです。
どの組み合わせで3社の明細を取っても、利用残高が50万円になる組み合わせなどありませんでした。
私は「だったらいい」と断りましたが妻が引き下がらず、結果的に信用情報機構に情報開示を求め、借金の総額を知られるところとなったのです。
返済は既に困難でしたし、妻の勧めがあって債務整理をすることにしたのです。
弁護士事務所へ
依頼は債務整理専門の弁護士にお願いしました。
任意整理にするか、民事再生にするかというところで、ずいぶん弁護士さんも考えてくださったようですが、結果的に民事再生を選ぶことになりました。
手続きに面倒なことはありませんでしたが、手続きが完了するまで3ヶ月ほどかかってしまいました。
ただし、手続き中の返済は免れたので良かったです。
弁護士費用は12万円、妻が貯金から払ってくれました。
民事再生後、支払いは、月々16,000円を3年です。
ブラックリストに載ってしまいましたが、もう借金はしないつもりなのであまり関係ないと思っています。
借金から解放されて、今は落ち着いた生活をしています。
以前、お金がいくらあっても欲しかった私は、今はそんなにお金がなくても暮らせています。
債務整理をしたことで、人生のやり直しができそうです。
20代女性の場合(自己破産)
借金が大きくなった訳
私は、高卒でデパートに就職しました。
周りは進学する人が多く、就職は学校の中でも私も入れて4人くらいしかいませんでした。
私も進学したかったのですが、家にお金がなかったのでできませんでした。
久しぶりの同窓会は、成人式の前日でした。
私は、自分が社会人としてお金を稼いでいて、大学生とは違うというところを見せつけたいと思っていました。
実際、デパートの給料はそんなに高くはないので、ただの見栄でしかなかったのですが。。。
ブランド物のバッグと財布を買って、靴もスーツも新しいのを買いました。
ネックレスと指輪はダイヤのものを揃えて買い、美容院にも行きました。
どうせ成人式は仕事で出られず晴着を着ることもなかったので、同窓会にお金を遣ってもいいという気持ちでした。
デパートの社割があったとは言え、このときのローンの総額が60万円近かったです。
デパートのローンと、それとは別にクレジットカードも作りました。
返済は全部で月々32,000円。
当時私は実家暮らしで家の家計にも協力していたので、給料から10万円は家に入れていました。
残りは7万円に満たない程度です。
そこから32,000円の支払いをしなければいけませんでした。
肝心の同窓会は、みんなびっくりするほどブランド物など普通に持っていたので、社会人としての羽振りの良さなど見せつけることもできませんでした。
それから約2年後、もうすぐローンも終わるというころ、私にも彼氏ができました。
彼はイベント事が大好きで、クリスマスや誕生日には盛大に御祝いをしたがりました。
当然、彼の誕生日にはそれなりのプレゼントやレストランを用意しなければいけませんでした。
もらったプレゼントが高価だったので安い物というわけにもいかず、そこでもまたローン。
私のローンは途切れることがありませんでした。
そんな矢先、母が倒れて手術が必要となり、その費用も借り入れすることに。
さらに家のボイラーが故障して交換となり、弟が高校へ進学してさらにお金が必要となりました。
父は自営業で、お金の面では頼りになりませんでした。
最初のブランド物などのローンから途切れることなく常に返済があり、最終的には320万円の借り入れとなっていました。
借入先は、クレジットカード、銀行、消費者金融と、全部で7件でした。
自己破産・・・
返済は無理だと思いました。
眠れない日が続きましたが、そんなことを相談できる相手もいませんでした。
そんな感じだったので、彼氏とも別れてしまいました。
私がお金をかけられなくなると、「もう好きじゃないの?」と言われるようになり、とても惨めな気持ちになりました。
そんなとき、仕事に行っても集中できずにいると、フロア長が私に声を掛けてくださったのです。
私は全てを正直に話しました。
家の事情や母の手術のことも分かってくださっていたので、フロア長は私の話しを親身になって聞いてくださったのです。
そして弁護士を紹介してくださいました。
始めは怖かったし緊張もしましたが、1回目の面談で気持ちが楽になったのです。
私の場合、もう返済は無理だし、生活も破綻していることから、自己破産を勧められました。
自己破産は抵抗がありましたが、「あなたはまだ若いから、自己破産は7年で記録がなくなるからやり直しはいくらでもできますよ」と仰っていただいて、自己破産をすることにしたのです。
幸い、財産らしい財産はありませんでしたので、失うものもほとんどなく、仕事も続けることができています。
弁護士費用は15万円でしたが、3万円ずつの分割にしていただいたので支払うことができました。
借金を踏み倒した形になってしまいましたが、これから社会貢献ができるよう、一生懸命生きていこうと思っています。