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借金生活
借金の始まりは、それぞれの事情があります。
自営業の運転資金、エステティックサロンのコースの支払い、車の購入、ギャンブル、金額も使用目的も様々です。
最近、最も多い借金の理由に、『生活費の補てん』があります。
1回の借り入れは決して大きな金額ではなく、1万円や2万円程度と生活費に足りない分を少しだけ借り入れするというケースですが、元々生活費が足りないため、返済することでさらに生活費が足りなくなり、返済額よりも借り入れ額が大きくなってしまうケースです。
そのような借り方をすると徐々に借金が増えていき、最終的には限度額いっぱいの利用となって、借り入れできなくなってしまいます。
そうなったときに別の金融機関から新たに借り入れをすると、さらにドツボにハマってしまいます。
借り入れしたお金を返済に回さなければいけない状況は、借金の返済ができていないのと同じことです。
返済が困難になる
上記のような状況で、現在、借金の返済が困難になっている方が増えています。
苦しい借金生活には2通りの原因があり、一つは多重債務で月々の返済額が大きくなってしまったケース、もう一つは収入が少なく少しの借金の返済も困難なケースです。
いずれにしても収入に見合った月々の返済額であれば、返済が困難になることはないでしょう。
元々は無理のない返済から始まった借金であっても、徐々に借金が増えてしまったり、減給やボーナスカット、残業手当のカットなど、手取り収入が減額となってしまったことなどが原因となっていることも多いようです。
ケガや病気で仕事ができなくなってしまったり、不景気の煽りを受けた倒産、或いは上記のような生活費の補てんという使い方をして借金が増えてしまったなど、背景には様々な事情が潜んでいるでしょう。
中にはライフラインを停められ生活もままならない状況の方や、借り入れをして返済に回す自転車操業の方など、非情に深刻な状況となっている場合もあります。
借金生活が苦しいと感じるのは、返済期日までに返済額を用意することが困難になるからです。
何とかお金を工面しようと思っても、手元にあるお金で足りない状況であればどうすることもできずに苦しい思いをするでしょう。
そんな生活を長く続けることはできません。
なるべく早い段階で終止符を打つ方法を考える必要があります。
借金苦から抜け出すには
借金苦から抜け出すには、2つの方法があります。
一つは、収入を増やして返済を楽にする。
もう一つは、借金を減らして返済を楽にする。
方法はどちらかしかありません。
まずは、現在の借金の総額を知るために、全ての借金を書き出してください。
借金に立ち向かうためには、常に残債がいくらあるか把握することです。
そして、金利も把握しておきましょう。
金利が高ければ、当然利息も高くなります。
予定外の収入があったときなど、優先して返済するべきなのは金利が高い借金です。
借金の総額と金利を把握したら、同時に返済額も書き出しましょう。
それぞれ月々いくらずつの返済で、総額いくら必要になりますか。
では次に、正確な収入と生活費を把握しましょう。
手取り収入はいくらあるのか。
生活費に提供している人の収入は、全て書き出してください。
次に生活費を各費目に分けて書き出します。
家賃、住宅ローン、水道光熱費、保険料、教育費、通信費、食費、雑費、レジャー費など、全て書き出します。
分からない場合には、1ヶ月家計簿をつけながら生活をしてみてください。
節約できるところはないか。
保険の見直しは必要ないか。
無駄遣いはしていないか。
しっかりと厳しい目でチェックしてください。
手取り収入から生活費を差し引きます。
それが返済に回すことができる金額です。
足りますか?足りませんか?
また、足りない場合でも、カバーできそうな金額ですか。
中には生活費そのものが足りないという場合もあるのではないでしょうか。
借金は、理想的にはきちんと返済して完済することが望ましいでしょう。
しかし無理に無理を重ねて、結果的に借金を増やすだけになってしまっては、全く意味がありません。
この計算で、返済に無理があり、収入を増やすことも望めないという場合、借金を減らすことを検討しましょう。
借金を減らす方法
借金を減らすには、債務整理の申請をする必要があります。
任意整理では金利のカット、民事再生では借金そのものの減額、自己破産では借金全てをゼロにすることが可能です。
申請すれば認可されるというものではないので、債権者との交渉や裁判所の判断などによりますが、申請しなければ何も始まりません。
まずは弁護士や司法書士などの専門家に相談をしてみましょう。
苦しい借金生活に終止符を打ち、生活を立て直して人生をやり直してください。
必ず、立て直すことは可能です。
決して腐らず、ヤケにならず、前を向いて善処しましょう。
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