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無計画なキャッシング
若い頃から、お金にはだらしないところがありました。
銀行のカードローンは結婚前から利用していましたが、結婚する際に母親に完済してもらいました。
しかし完済はしてもらいましたがカードローンはそのままだったので、私は結婚後にも妻に隠れてキャッシングの利用をしていました。
パチンコをするためにキャッシングを利用して、酒を飲むために利用して、仕事をやめて収入がなくなり、私の小遣いが減らされたときにもキャッシングで酒を飲んでいました。
転職後、新たなカードローンの申し込みをして、さらにキャッシングの利用をしました。
私はお金がないと暮らしていけないタイプの人間です。
我慢するくらいなら、借りた方が良いと思っていました。
また、財布にお金が入っていない状況など、考えられないと思っていたのです。
そもそも結婚前は実家暮らしをしており、給料は全て自分の好きなように遣っていました。
結婚をして、その給料の大半を妻に渡さなければいけなくなったわけですから、お金が足りないのも当然のことでした。
最終的な借り入れ額

私のキャッシングは、最終的には6社になっていました。
銀行やクレジットカード会社、消費者金融、全部合わせて280万円。
結婚4年で作った借金です。。。
これ以上、借り入れの申し込みが通ることはありませんでした。
最後のほうは返済するお金が間に合わず、会社の経費を一時的に借りて入金し、すぐにキャッシングしてお金を会社に戻していたのですが、とうとう限度額いっぱいに借り入れをしても会社に戻す金額が足りなくなってしまったのです。
会社にバレることを恐れ、借り入れをしている金融業者各社からの督促にも怯えていました。
そうなる前に手を打たなければいけないと思い、私は妻に打ち明けたのです。
妻には借金は50万円だと話して、まずは会社の経費を戻して、残りのお金を当面の返済に充てるつもりでした。
しかし妻は、「お金は貸すから、明細書を持ってきなさい」と言ったのです。
私は、「そんな面倒なことを言うならいらない!」と啖呵を切り、怒っていた妻を無視して家を出ました。
実家へ行き、母親に50万円貸してほしいとお願いをしました。
母親は渋々、20万円だけ貸してくれました。
そのお金で会社のお金を戻しておき、借り入れしている6社の支払いに充て、限度額に余裕ができた分のキャッシングをしました。
母親から20万円は借りましたが、結果的に280万円の借り入れが減ることはありませんでした。
キャッシングをやめるために
私は本当にキャッシングをやめることができなかったのです。
傍から見れば、ただただお金にだらしのない人間にしか見えないかもしれませんが、キャッシングをしないで生活をするということができなかったのです。
だからと言って、大きな買い物をしたことはありません。
財布にお金がなくなれば当たり前のようにキャッシングをして、そしてそうせずにはいられなかったのです。
どこからも借り入れすることができなくなり、私は観念して妻にもう一度話しをしました。
今度は全て正直に話しをして、カードや通帳は全て妻に渡しました。
妻には叱られましたし、一時は離婚にまで話しが発展しました。
しかし話し合いを重ねて、離婚だけは免れることができたのです。
妻は二度と私がキャッシングできないように、信用情報機関に届け出を出して借り入れできないようにしたようです。
私は、自分の意思でキャッシングをやめられず、家族に迷惑をかけ、『借り入れできないように』届け出まで出さなければ自分を抑えることができませんでした。
返済のためにもう一つ仕事を始めたので、完済するまでダブルワークで頑張っていくつもりです。
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