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ヤミ金は違法な貸付業者
ほとんどの方がご存知でしょうが、ヤミ金は違法な貸付業者です。
正規の貸付業者、いわゆる消費者金融は国や都道府県に登録をして、それぞれに登録番号を持っています。
しかし登録をしていない非合法なヤミ金は、登録をしていないため登録番号もありません。
登録をしていないということは違法であると同時に、貸金業法を無視した営業だということですので、金利や取り立てなど貸付業者の業務に関する規定は一切守っていないということでもあるのです。
ですから、法外な高金利や厳しい取り立て、嫌がらせとも取れる行為など、ヤミ金を利用した人たちは苦しめられているのです。
多くの方がヤミ金の被害者でありながら、それでもヤミ金が存続する理由の一つに、被害者が声を大にして誰かに相談することがでいないため、被害の拡大が一般の方に伝わりにくいという背景があります。
誰でも、借金をしていることなど人には話したくありません。
まして、それがヤミ金だった場合、家族や極親しい人であっても、隠しておきたいことですよね。
隠し続けた結果、家族にも親しい人にも職場や親戚などにも、迷惑をかけるという形でバレてしまうことも少なくありません。
ヤミ金だから真面目に返済?
例えば、消費者金融の支払いは滞ることがあった方でも、ヤミ金の返済はなるべくきちんと支払おうと必死になります。
10日に1回の利息の回収は大きな負担になりますが、それでも必死に支払おうとする心理には、やはり「怖い目に遭いたくない」「職場や家族にバラされたくない」という思いがあるからでしょう。
変な話しですが、違法であるヤミ金の方が、正規の消費者金融よりも真面目に返済しようと必死になる方が多くなるのも頷けますね。
しかし、どんなに真面目に返済しようと思っていても、10日に1度の利息の支払いにも限度があります。
仮に50,000円の借り入れの場合、10日で1割(トイチ)の金利であれば10日間で5,000円の利息、10日で3割(トサン)の金利であれば10日で15,000円の利息になります。
さらにそれ以上の金額を入金しなければ元本は一向に減りませんし、元本が減らなければ利息が減ることはありません。
どんなに必死に返済をしようとしても、当然のように無理があります。
そうなると、ますます元本への入金はできなくなります。
利息の負担は結果的に利息だけの入金となり、利息の金額が減らないままどこまでも入金していくことになってしまうのです。
まさに、借金地獄ですね。
それでも返済をしていく理由
ヤミ金の取り立てから逃げようと考えること自体、実は非常に無理があります。
ヤミ金業者は、もしも本人が逃走して携帯電話も解約してしまい、連絡が取れない状況になると、契約時に聞き取りしてあった家族や親族、職場や友人など、手当たり次第に取り立てに行きます。
代わりに払うことを要求し、居場所が分かったら知らせることを約束させます。
家族であれば本人の代わりに支払うこともありますので、ヤミ金業者にとっては本人に請求するよりもむしろオイシイ結果となる場合もあるでしょう。
借り入れをした本人にしてみれば、家族や職場など自分以外の人に迷惑をかけることは不本意なので、やはり自分が向き合うしかないと考える方が多いようです。
「借りた自分が悪いから」「自分の責任だから」「自業自得だから」
そんな風に考える利用者は多いかもしれませんね。
しかし実際には、ヤミ金からの借り入れには返済義務はありません。
ヤミ金からの借り入れには返済義務がない?
ヤミ金からの借り入れには返済義務がない?
それは一体どうしてなのでしょうか?
実は、日本の法律では、『違法な貸し付けに対して返済する必要はない』としており、ヤミ金のような非合法な貸付業者に対する返済義務は無いのです。
いくら借り入れをしていても、契約書にサインをしたとしても、返済義務は無いということです。
しかし、このことが事実であれば、どうやって借金を手放せば良いのでしょうか?
ヤミ金の取り立ては嫌がらせとも取れる言動です。
「ヤミ金は違法だから、返済する必要はない」このことをヤミ金業者に伝えることができるでしょうか。
仮に伝えられたとして、「そうですか、分かりました」といかないことは目に見えています。
では、返済義務がない借金から、どうしたら解放されることができるのでしょうか?
専門家への相談
ヤミ金の被害から逃れるためには、民間の相談機関や警察などではなく、ヤミ金専門の弁護士や司法書士に相談をしましょう。
ヤミ金は違法な貸付業者ですので、法的措置を執られることを最も恐れています。
ただし、ヤミ金専門の法律家でなければ依頼を断られるケースが多くなっていますし、万が一依頼を受けたとしても上手く交渉できる保障はありません。
ヤミ金専門の弁護士や司法書士であれば、まず間違いなくヤミ金から解放させてくれるでしょう。
返済義務は無いのですから、堂々と踏み倒してください。
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